もともと言葉の語源にとても興味があり、
気になる言葉の成り立ちや歴史を知ると、
その言葉が使われるようになった時代の人々に思いをはせたり、
一つ賢くなったような気分になって、嬉しくなってしまいます。
文化や歴史的背景も大きく影響していますし、
日常生活での身近な物を使った表現が多いので、
それぞれのお国柄がよく出ているのも面白いですよね。
私がドイツ人に合わせて?!
ビール天国を謳歌していたことがばれてしまいますが、
ドイツ語を勉強し始めてまず気になったのがこの表現でした。
Ich habe einen Kater.
直訳:私は雄猫を持っています。→私は二日酔いです。
なぜ猫を持っていると二日酔いなのか理由がわからず不思議で仕方がなかったのですが、
百科事典を調べてみるといろいろと説はあるのですが、
一番面白いのは19世紀のライプツィヒの学生の間から始まった表現から来ているという一説で、
その当時Katerというビールの銘柄があったそうです。
そのビールを思う存分飲むと、次の日に正に銘柄通り猫に引っかかれたように頭の中がガンガン痛むことからこの表現が生まれたそうです。
ちなみに当日酔っぱらっている時には:
Ich bin blau.
直訳:私は青いです。→私は酔っぱらっています。
という言い方があります。
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