今年の夏休みもドイツ国内で 2021年夏

今年の夏休みもドイツ国内で 2021年夏

今年の夏休みもコロナ禍のため
もう2年半ぐらい会っていない
年老いた両親のことが心配になりつつ
日本行きの可能性をあれこれと考えた末断念したため
やる気はだだ下がりで、
なかなか別プランを計画する気になれませんでした。
去年の夏休みは子供が退屈しないように
あれこれとプランを立てましたが、
今年は燃え尽きた感満載。

夫が遠くに住む義父を訪ねようと
提案していましたが、
正直いろいろとめんどくさくてすぐには首を縦に振れず。

それでも夏休みは容赦なくどんどんと近づいてきて、
まずは子供たちの希望で絵画教室の1週間コースに
申し込みをしました。
ちょっと遠かったけれど
初日だけ連れ行けば後はもう自分たちで
通ってくれたので
仕事もできて一石二鳥でした。
家にはないいろいろな画材が使えて
なかなか楽しかったようです。

そして他にいいプランも浮かばず、
やっと夫の提案を受け入れることに。
2週間と言われたけれど
義理実家でその長さは持たなさそうだったので
私だけ仕事を理由に1週間早く帰ることにしました。
こういう時も自営業であることって
適当に言い訳出来て便利ですね!

もう最初から旅行よりも1年ぶりに
一人の時間が持てることが楽しみで仕方ありませんでした。
そして先に帰るという選択は大正解。

義理父のマイペースぶりは昔から他に類を見ませんでしたが、
歳を取って拍車がかかったようです・・・。
乗る気じゃなかった旅行も
まだ行ったことのない周辺の街を訪ねる等
プランを立てモチベーションを上げるよう努力し、
義理父にもあらかじめ連絡しておいたのです
が!

結果として希望の場所に行けたのは最終日に1か所だけ・・・・。
それ以外は毎日のように義理父思いつき、
あるいはホウレンソウなし(報告、連絡、相談なし)プランで
親戚、彼の友だちや知り合いに毎日会って終わった感じです。
でも後でよく考えたら前からいつもそうで、
ブランクがあったので
すっかり忘れてしまっていました。
あるいは思い出したくなくて
心の引き出しの一番奥にしまっていたのかも(笑)。
もう今まで何度も今日は物申してやる!
と思ったのですが
いつも義理父の愛嬌にやられてしまい、
言い出せずじまいだったのでした・・・。

例えばある日の一日・・・。
もう明日何をするか子供たちとも相談してあったのに、
義理父が突然、
「○○が奥さんの実家訪問で近くに来ていて(彼は私も知っている人)、
○○の妹家族と会うらしいから私たちも会いに行こう!」
と、朝早くから車で1時間半くらいの観光地へ。

早起きさせられた上に、
シャワーを浴びていたら
8時から会議と聞いていたバリキャリな義理父の奥さんが
まだ家にいて早くしろと洗面所のドアをドンドンドンドン!
朝は特に邪魔しないようにと
すごく気を使っていたのにこの有様。
だから来たくなかったのにぃ。

ちなみに義理父は遅刻の常習犯でもあって、
この日も総勢5人(幼子含む)を待たせて約束の時間30分後に到着。
船に乗ったり、散歩したり、公園で子供たちを遊ばせたりして
帰りは夜になり、みんな車の中で寝てしまいました。
「さあ着いたよ~。」
の声で目を覚ますとそこは義理父宅ではなく
ナント夫の従兄弟の家!
何の予告もなし、従兄弟にもアポなし、
そしてこの時点ですでに夜の8時半。

従兄弟の奥さんは慣れたもので、
「いつものことだから。典型的な○○家のキャラだよねー。」

毎日振り回されて溜まっていた怒りと疲れで
もうちょっとでキレそうになりましたが、

いつものように心の中で
「ダライ・ラマ」
を三回唱えて心の平和を取り戻そうとがんばりました。

その従兄弟家族は今まで親族の集まりで
顔を合わせるぐらいで良く知らなかったのですが、
開き直って楽しんでやる!と思いましたよ。
特に奥さんとの会話は白ワインの助けもあって
とても盛り上がり、
さらに会社を経営していてすごい豪邸に住んでいるので、
子供たちもビリアードしたり、ゲームをしたりして
結果オーライ、寝たのは1時を過ぎていました。

義理父の家に帰り、酔っていたので
少し大きい声を出したら
「奥さんが寝ているから静かにしてね。」

って

誰がそうさせたんじゃあ!
ってもうちょっとで言っちゃうところでした。

もう何回怒りをグッと抑えたことでしょう。
でも文句を言っても変わるような義理父ではないので、
もう二度とここにはこない!
と心の中で固く誓うのでした。
友達にはそういいつつまた行っちゃうんだよ、絶対、
って言われましたが、
本当に絶対にもう行きません!

帰りは金曜にするか、土曜にするか
電車のチケットが金曜の方が30ユーロ以上高かったので
一瞬悩んだのですが、
それでも1秒でも早く帰りたかったので
金曜にしておいて本当によかった。
当日はうれしくて、
朝からどうしても頬が緩んでしまうのを
抑えきれませんでした。

残りの一人での1週間は
結局ほとんと真面目に仕事をして
あっという間に終わってしまったのですが、
それでも一人で静かに過ごす時間、
献立に悩まされずにジャンクなものなど
好きなものを好きな時に食べれる自由を
楽しみました。

一人の時間、年に一回じゃなくて
もうちょっとあるといいなあ・・・。 今は様子見ですが、
秋か冬に日本のコロナの状況が落ち着いていたら
父に病気になってもらって
一人で3週間ほど日本に行けないか
こっそり思案中です。
超えるハードルは高いですが
実現できるといいなあ。

Hintergrund Foto erstellt von snowing – de.freepik.com

一人の時間の大切さ~6年ぶりのお暇をいただきました~

夫が子供と3人で里帰り!

 

夏休み中、夫が子供たちを連れておじいちゃん宅に10日間ほど行ってくれたので(交渉大変でしたが!)
6年ぶりの限定独身気分を楽しませていただきました。


そうはいっても貴重な時間、
真面目にやることをリストを作成し、
毎日コロナ禍で溜まっていた仕事と家のお掃除で忙しかったのですが、
それでもめちゃめちゃ楽でした!!

三食作らなくていいし、
だれにも邪魔されず集中して仕事もできるし、
家もキレイなまま!

 

コロナ禍と夏休みのダブルパンチ


思えば3月からのコロナ禍で、
特に家に引きこもり状態だった初期はしんどかったです。

子供がずっと家にいて仕事に集中できないし、
学校や日本語補習校からはがんがんメールが来て勉強の管理をしなくちゃいけないのが特にストレスでした。

そのまま6週間の夏休みに突入し、
現地校からの連絡や宿題なくなり、
出かけられるようになったのは楽でしたが、

日本語補習校の宿題はあるし、
子供が家にいる時間は相変わらず長いので
なかなか仕事ができずにいました。

すっかり忘れていた一人の時間の楽しさ


ある晩ビールを飲みながら仕事をしつつ、
BGMにと思ってyoutubeに手を出してしまったらうっかりはまってしまい、
もうノンストップです!

自分の青春時代の音楽を聴きだしたら勝手に盛り上がってしまい、
もう止まりませーん。

誰も止める人、いませんしね。


あの頃と物理的にも精神的にもぜんぜん違う世界で生きてるので、
余計に遠くに感じて懐かしかったんじゃないかと推測します。

が、そういう時間、必要ですよね。
一人でゆっくりする時間とか、
趣味に没頭する時間、
好きなことを一人でする時間が。

ここのところ特に余裕がなくて、
ほんとにすっかり忘れていました。

なかなかできないことですが、
これからもどうにか時間を作って楽しみたいです。

たまには母さん業もお暇をいただきましょう!

 

お母さんが幸せだと子供も幸せ、
だからまずは自分が人生を楽しんでないと!
という義理の妹の言葉をいつも思い出しています。

近々久しぶりにママ友数人で会うので、
お互いの日々の奮闘ぶりをしっかりねぎらって、
褒め合って来ようと思います。

「母さん業」って悲しいかなぜんぜん褒めてもらうことがないので、
がんばっているママ友に会ったら、
しっかり褒めるようにしてますし、
褒めてもらうようにお願いもしちゃいます(笑)。
元気出ますよ~。


世のお母さんたち、ほんとにお疲れ様です。
体に気を付けてがんばって行きましょうね!

自分のやりたいことってなんだろう?五十にして天命を知ることはできるのか!?

やりたいことがいつもはっきりしなかった私

自営業者になって2年半ほどになりましたが、
この仕事を選んでよかったのか、
これが私のやりたいことなのか、
とふと考える時があります。

思えば私の人生、ずっと自分のやりたいことってなんだろう?
と、問い続けて来たように思います。

どちらかというと全てに受け身で、
大学も就職先もなんとなくで選び、
受かったから行く、
というパターンでした。

なので若いうちから自分の目標がしっかり決まっている人や
本当に自分の好きなことを仕事にできている人がうらやましくてしょうがなかったです。

ドイツへも
「君ぐらい食べさせてあげられるから来てごらんよ~。」
と夫に言われたことが発端。

ですが一年経ったら、
「そろそろ働いてよ~。僕の彼女は貧乏ばっかり。」
になり、
全然話が違うんですが・・・、
と思いながらそれでも就職。

出産後も同じことの繰り返しで、
今の自営業のお仕事も日本で同じことをしている兄に勧められました。

なんか我ながら自分の意志のなさに悲しくなっちゃいますね・・・。


また自分がフロントに立つより、
誰かをサポートするほうが得意だと思いますし、
与えられた業務をしっかりこなすほうが向いているとも思うので、
私に自営業は本当に向いているのかなあ、
と最初は心配になりました。

 

やっと少しずつ見えてきた自分のやりたいこと

が、人間は少しずつ環境に適応し、
変わっていくものなのですね。

今ではすべて自分の裁量で決められることを楽しんでますし、
自営業で自由だからこそ可能な、
仕事の中でもっと新しいことを自分で決めて始めていきたいと思っています。

ブログを始めたのもその一つで、
昔から文章を書いてみたい気持ちを温めていましたし、
自分が得た知識を伝え、
広めて誰かの役に立ちたいと思う気持ちが大きいです。

お金を稼ぐだけじゃ人間は満足せず、
自己肯定感を得ること、
承認欲求がやっぱり常にあるんですよね。

この二つのバランスをうまく保てるのが商売が上手く行くこつなんじゃないかと思います。

ちょっとスタートが遅くなってしまったかもしれませんが、
「あなたは大器晩成型。これからよ!」
と今は自分に暗示をかけて、
年を言い訳にしないでがんばっていきたいです。

孔子は論語で「五十にして天命を知る」と説きましたが、
はたして四十にして惑い続けていた私は
五十代になったら自分の使命を知ることができるのでしょうか?!
実は楽しみだったりもします。

先日80代でスケボーを始めたおじいさんのニュースをネットでたまたま見たのですが、
めちゃめちゃ楽しそうでした。

何かを始めるのに遅いってことはないんだなあ、と改めて思ったのでした。

 

「最高に楽しい」80歳スケボーおじいさん

 

画像 Goal Vektoren von Vecteezy