ドイツ オンライン販売 アマゾン& ebay 輸出 やっと2021年を振り返る

ブログを最後に書いたのが去年の8月末!
書きたい、書かなきゃと思いつつあまりにも忙しくて
半年がアッという間に過ぎてしまいました。

今日は今さらながらですが、
2021年度の販売について振り返ってみようと思います。

毎年一つは新しいことにチャレンジする、
というのを目標にしているのですが
(一昨年はこのブログを開設)、
去年は日々の仕事に追われてしまい
達成することができなかったのが
大きな反省点です。

SEO強化等、自分のオンラインショップの宣伝に
もっと力を入れたり、
InstagramやFacebookでの直接販売を
検討してみようと思ってはいたのですが、
実現ならず・・・。

今年で五年目、どのぐらいの仕事量を
こなすことができるのか様子を見ながら
ちょっとずつ商品購入数を増やしてきましたが、
一人で全部をやるには
そろそろこの辺りで限界なのかもしれません。
今年あたりからオーストリア・アマゾンでの
販売を皮切りにヨーロッパ販売開始を検討していたのですが、
しばらくはこのままドイツ国内販売のみでやっていく
予定です。

2021年度の売上

さて、まずは2021年度の業績について振り返って行こうと思います。

売上は前年比2倍ちょっと、
純利益は前年と同じくらいでした。
利益ももっとアップしていると思っていたので
この数字はちょっとびっくりで、
会計士さんにも再度確認を取ったのですが、
経費もぐっと増えているためこの結果だそうです。

相変わらず経理は苦手で、
3か月分まとめて会計士から月次決算が
送られてくるのですが、
毎回にらめっこです(数字も小さくてよく見えない!)。
だいたい毎回疑問に思うことがあり、
会計士さんに問い合わせ、
まだ計上していなかった支出を追加してもらうなど
数字を直してもらうことが多いです。

確かに15年以上前に購入し、
修理に修理を重ねて使ってきたプリンターを
ついに買い替えたし、
旅行用の小型ノートパソコン&タブレットを
奮発して買っちゃったりもしました。
これをモチベーションにして
今年もしっかり働かなければ!と思っております。

2021年の売れ筋


2021年の売れ筋も前年に引き続き工具で
不動の一位は同じくのこぎりでした。
一番人気ののこぎりも前年と変わらずで、
1年で1000本近く販売しました。

また画材も密かに人気があり、
400ユーロ以上する色鉛筆のセットが
1年で30セットほど売れました。

ちなみにこの色鉛筆のセットは紙ケースでこの値段なのですが、
木箱のものもあり、100ユーロほど高くなります。
あるアマゾンのお客様からメールがあり、
「紙箱入りのセットを買ったんだけど、
木箱入りも欲しくて、売ってもらうことはできますか?」
とのこと。
ケースが違うだけで、中身は全くいっしょなのに
なぜ???
と頭にははてなマークしか浮かびませんでしたが、
「販売はしていませんが、お客様だけのために
日本から輸入することはできますよ。
お支払いいただけたらすぐに手続きします。」
とお返事したところ、
速攻で振り込みが!
この2セットですでに10万円以上ですよ。
急いで手配してなるべく早くお届けできるようにし、
お客様も大満足。

メールには
「またお値段の張る高品質の画材があったら教えて。」
と書いてありました。
きっと使うというよりもコレクターなのかなと思います。
いやあ、お金持ちってやっぱりすごいですね。

ちなみに一番売り上げの多かった月は、
2020年に引き続き12月ではなく
圧倒的に1月でした。
クリスマスにもらった商品券で1月に購入するパターン
のほうが多いのではないかと想像しています。

税金取り立て祭り


2020年から売り上げがぐっと上がった分
税金の支払いもがっつり増え、
(自営で販売業をしている場合、
Umsatzsteuer/消費税, Gewerbesteuer/営業税,
Einkommensteuer/所得税の支払いがあります)

・2022年1月→2020年度分の所得税不足分支払い一括払い
・2022年2月→2021年度分の所得税前払い一括払い
(まだ確定申告していないが、前年の収益からこの年の分を予測して先に取り立て)
・2022年3月→2022年度分の所得税を一昨年の収益から予測して四半期ごとに先払いの第一期分。

となんと3年分の所得税支払いが
3か月連続で一気に襲ってくるという
恐怖を味わいました。
もう取れるものは今のうちに搾り取っておけ、
ということなのでしょうか。
さらにこれに2020年度分の営業税も加わり
(ちなみに2019年はまだ支払いなしでした)
ものすごい金額に!
全部合わせると5か月分ぐらいの利益に相当します。
ドイツの税率が高いことは前にも書きましたが、
自営業の厳しさを改めて実感しています。

毎年売り上げの変化が大きいと、
最終的に自分の手元に残るお金がどのくらいなのかの
バランスがまだうまくつかめず、
正直こわくて無駄使いせずにおいて
ほんとによかったです。

22ユーロ以下の輸入VAT免税廃止の影響

2021年7月から22ユーロ以下の輸入VAT免税が廃止され、すべての商品は
金額にかかわらずVATが課せられるようになりました。
販売者はともかく購入者はまだ知らなかった方が多かったと思うので、
対応に困った方が多かったのではないかと思います。

商品ではなく日本にいる家族から贈答品として送ってもらったものでも
課税されているケースもよく耳にしましたし、
さらにそこに保管料も加わっている場合も多いようでした。

しかも徴収方法が、
ピンポーン、で荷物が届くと共に
現金で容赦なく支払いの形式。
支払わないと荷物が受け取れないので
払ってしまいますよね。

ドイツ在住の方のブログで読みましたが、
税関にクレームを入れたところ
何か月も経ってから返金されたようです。
しかも4件中1件だけ。
税関もてんやわんやだったんでしょうね。

私が販売している商品はすでに通関済なので、
お客様とのトラブルはありませんでしたが、
一度だけ日本から販売しているバイヤーから購入したのに
私がバイヤーだと間違えてメールが来たことがあり、
「お買い得だと思って購入したのに、
 関税も保管料も徴収されて
ほんとにがっかりです。
どうしてくれるんですか!」
とかなりお怒りでした。
確かに商品の金額と関税+保管料が
大差なくなってしまっていて、
腹が立ってしまう気持ちは
よーくわかります。

こういったルールの変更に毎年のように
振り回されてしまうのですが、
さて今年はどうなるでしょうか。

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