私のおもしろ日本語Tシャツベスト3

私のおもしろ日本語Tシャツベスト3

 

以前旅で出会ったおもしろ英語ベスト3について書きましたが、
今回は日本や外国で見つけた
私のおもしろ日本語Tシャツベスト3
を紹介したいと思います。
ネットでもよく話題になっていますよね。

 

日本で間違った英語やフランス語のTシャツって
結構簡単に見つかります。
間違いドイツ語商品も夫が何度か発見していて、
いつも嬉しそうに写真に収めています
(悪趣味ですが・・・)。

 

ドイツでも日本語が書かれたTシャツやタトゥーを
見かけることがあります。
以前はインターネットサイトから適当に
日本語を抜き出しただけの
ひどいクオリティのものも多かったですが、
最近はもうちょっと意味を考えて使っているように思います。

 

イギリスのカジュアルブランド
「Superdry  極度乾燥(しなさい)」
はドイツでも人気で、
最初はあまりのネーミングのすごさに
ドン引きだったのですが
(ビールのアサヒスーパードライみたい)、
実はクオリティが良くお値段もそこそこします。
うちの長男と夫のお気に入りだったりして、
リュックやTシャツを持っていたりします。

 

 

夏の小旅行でレストランに行った時に、
ドイツ人の中年男性が
「武士に二言はない」
というTシャツを着ていて、
夫は喜んで声を掛けていましたが、
ちょっと引かれていましたね・・・。
ちなみに意味はだいたいわかって
着ているとのことでした。
このTシャツはここ最近の一番のヒットです。

 

印象的だったタトゥーはだいぶ昔のことですが、
夏のビアガーデンで
20代男性の左腕上下ほぼいっぱいに
「永遠に自由」と彫られていたことです。
私が思わずじっと見つめてしまったら、
サッと隠されてしまいました・・・ごめんね。

 

ではではベスト3を紹介したいと思います。

 

 

3位 困った息子&娘です

 

 


 

このTシャツは夫が小学生の時に
日本で見つけて妹とペアで買い、
一緒に着て歩いて街行く人にクスッと
笑ってもらったものです。
ハーフの子供がペアで着ていたから
余計におかしかったんでしょうね。

 

それからというもの夫は今でも
おもしろ日本語Tシャツの大ファンなのですが、
なかなか彼の琴線に触れるものが
見つからないと嘆いています。
日本語の勉強が足りないせいだとも思いますが(笑)!

 

ネット調べたら、困った息子&娘は
まだ売っていたので!
こっそり二人の誕生日プレゼントのために購入しました。
ケチって船便で送ったので、
無事に届くことを祈るばかりです。

 

 

2位 癇癪持ち

 

このTシャツは
イタリア映画『踊れトスカーナ!』
1996年/原題IL CICLONE
で主人公の青年、レバンテが着ていたものです。

当時イタリアで大ヒットを飛ばした、
陽気なラブ・ストーリー。
のどかな田舎町で退屈な日々を送っていた男と、
突然現れたフラメンコ・ダンサーとの恋の行方を軸に、
村人たちの人間模様をユーモアたっぷりに浮き彫りにしてゆく
というのがあらすじです。

 

予告

 

映画を見ていたらいきなりイタリアの田舎町の
青年がこのTシャツを着ていたので
かなりの衝撃と共に
たくさんの中からこの言葉をチョイスするセンスに脱帽。
画数が多いのも気に入った理由の一つに違いないと推測します。

もうほぼ四半世紀も前の映画なのに、
印象に残りすぎていて
映画のタイトルもしっかり覚えていて
自分でもビックリでした。

 

 

1位 休火山

 

昔仕事関係で一緒だった人が
ヨルダンで働いていた時に、ホームステイしたご家庭の
8歳くらいの男の子が着ていたトレーナーに
書いてあったのを思い出話として
教えてもらったのですが、
とても印象に残っています。 ネットで検索したところ、
残念ながら「休火山」の
トレーナーやTシャツは売っていませんでした。

富士山 大噴火ならあったんですけどね。

私的にはこのトレーナーを
子供が着ているのがポイントで、
「俺は今休んでいるところだけど、
いつか大噴火してやるぜ!したらすごいんだぜ!」
という野望が隠されているようで
私の中で大ヒットでした。

いかがだったでしょうか?
海外旅行ができるようになったら
是非いろんな国で
おもしろ日本語Tシャツを
探してみて下さい。

 

趣味の話① 私の好きな本

趣味の話① 私の好きな本

 

私に何かのきっかけを与えてくれた7冊 その①

以前フェイスブックで七日間ブックマークチャレンジというものがお友達から回ってきました。
七日間で一冊ずつ本を紹介し、できれば七人のお友達にリレーを回すというものです。

その時は本の説明は一切しないというルールだったのと、
自分の好きな本を紹介するのが思った以上に楽しかったので、
ここでもう少し掘り下げて紹介してみようと思います。

最近忙しさにかまけて私の中で読書離れが進んでしまっていて反省しきりですが、
本は私にとって今でも大切な存在。
そのままゴミに出すなんてやっぱりできないし、
枕代わりにしたり、
足で踏んづけたりは恐れ多いもの。

今回自分に何かのきっかけを与えてくれた七冊を選んでみました。

 

ガルシア・マルケス 「百年の孤独」

最初に選んだのは、

ガルシア・マルケス 「百年の孤独」

(新潮社: 改訳版 2006)

私がスペイン語を学ぶきっかけの一つとなった本。

~あらすじ~
蜃気楼の村マコンド。
その草創、隆盛、衰退、ついには廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、
村の開拓者一族ブエンディア家の、
一人からまた一人へと受け継がれる運命にあった底なしの孤独は、
絶望と野望、
苦悶と悦楽、
現実と幻想、
死と生、
すなわち人間であることの葛藤をことごとく呑み尽しながら…。

うーん、この本ほどあらすじ紹介があまり意味をなさいものはないと実感。
「百年の孤独」はこの物語が持つ雰囲気を伝えることの方が大切だと思うのですが、それが難しい!

この本はマジックリアリズムの技法が使われている本として有名で、
100年にも及ぶ壮大かつ嘘かまことかわからない不思議な世界に読者を引き込んでいきます。

「深夜特急」で有名な沢木耕太郎さんも著書の「像が空を」で、

「像が空を飛んでいると言ったって誰も信じないが、
「4725頭の象が空を飛んでいる」と書かれていれば、
「なに?」と立ち止まってしまう可能性がある。
フィクションでも細かな数値を羅列すればノンフィクションにも見えてしまうところがあるということだ。」

と書いています。

私にとっては当時全く新しい作風で衝撃を受けましたし、
未知の世界に足を踏み入れて興奮冷めやらずだったのを覚えています。

難解で読むのは正直大変ですが、
読書後の達成感は大きいはずですし、
どこか遠くに行って帰ってきたような気分になるのでは。

日本でも1980年代にラテンアメリカ文学ブームがあり、
他にも日本語に翻訳されているラテンアメリカ作家の本があります。
有名どころだと

バルガス・リョサ
アレホ・カルペンティエル
カルロス・フエンテス
マヌエル・プイグ
フリオ・コルタサル

などの作家です。

自宅にいることが多い今、旅行気分で読んでみるのはいかがでしょうか。