ドイツと日本 働き方の違い

ワーママが働くなら日本?ドイツ?

少し前に日本人のママ友とランチをして働くなら日本とドイツどっちがいいか、
という話になり彼女も私と同じ考えで間髪入れずに

「絶対ドイツ!」

と答えました。
なぜならドイツの方が子供がいても再就職しやすいし、
働きやすいからです。

ちなみに私が再就職をしたのは6年半のブランク後の41歳、
パートタイムで下の子が2歳前の時でした。

日本だと子供のいる女性が再就職したい場合、
いい大学を出ていても面接にも呼んでもらえない、
という話を何度か耳にしました。

 

ドイツの方が働きやすい理由

ドイツの場合、
もちろん経験や能力によりますが、
40代でも再就職のチャンスはしっかりあると思います。

ドイツは社会保障がしっかりしているので
(その分税金は高いですが→いつも言っていますが(笑))、
働く人がすごく守られているのを感じます。

日本と違う規則をいくつか挙げてみますね。

 

有給休暇とは別に病気休暇・子供のための病気休暇がある

なんといっても最初に驚いたのが、
有給休暇と病気休暇(有給)が別であるということ。

例えば風邪を引いたとして会社を休み、
通常3日目からは医師の診断書が必要になるので病院に行きます。
そこでお医者さんに
「じゃあ今日から金曜日まで5日間会社を休んでください。」
と言われて診断書をもらうと、
月曜日の時点でその週まるまる会社を休むことがもう確定するのです。

そうなると薬で無理に直そうとしたり、
まだ体調が悪いのにがんばって会社に行こうとする必要がないので精神的に楽ですよね。

また休暇中に例えば盲腸になって入院した場合、
診断書を提出すれば有給休暇から病気休暇を引いた有給休暇日数が戻ってきます。

日系企業に勤務していた時に実際に同僚がそうなり、
日本から来たばかりの社長に有給休暇が戻る話をしたところ、
最初は冗談だと思われて信じてもらえませんでした。

残業時間を休暇に変えることが可能で(Freizeitausgleich)、
退職の際に有給休暇がまだ残っていて消化しきれない場合は給与に変えることもできます。

 

子供が病気の場合、
医師の診断書があれば通常の有給休暇とは別に有給で休暇が取得できます
(健康保険会社による支払い。基本年間子供一人につき10日まで。夫婦で20日)。

詳細はこちらの記事で。

[blogcard url=”https://www.doitsudejiei.de/kodomo-byouki/”]

 

もっと対等な立場にある雇用者と被雇用者

育児休暇は3年まで取得できますし、
またパートタイムであっても正社員としてフルタイムと同じような労働条件と権利が発生します。

派遣社員であっても正社員と同じような条件で雇用することが義務づけられています。
そして休暇を取る際も子供がいる社員が子供の休みに合わせて優先的に取得するようになっています。

また雇用者と被雇用者がもっと対等な立場にあるように思います。

就職活動からもうそれは始まっていて、
給与額の希望は必ず聞かれますし、
前職での収入に見合った給与をもらえるよう交渉するのはとても大切なことです。

私は最初にドイツで就職する際に給与希望額を聞かれ、
「いくらでもいいので働かせてください!」
と言ってしまい、
夫に
「それは一番言ってはいけないことだよ。」
と後で叱られてしまいました。

なので二回目の就職活動の時にはしっかり希望額を言うことができました。

契約の前には契約書をしっかりと読み、不明な点や変更希望があれば話し合います。

また年に一回人事との面談があり、
給与アップや労働条件の変更を希望することができます。

こういったことは不慣れでしたし、
日本人はついつい謙遜してしまって自分はこれだけのことができている!
と自画自賛するのが苦手なので、
面談の前にはかなり気合を入れる必要がありましたが、
毎年少しずつですが給与アップをしてもらうことができました。

知れば知るほど日本とドイツの労働環境には大きな違いがあることがわかり、
雇用側も被雇用者もその内容を把握しておく必要があるのを感じます。

日系企業の場合人事担当が駐在員で数年ごとに変わることもあり、
ドイツの労働規則をまだよくわかっておらず誤解が生じ問題が起きてしまうこともあります。

自分の休暇権利などを主張するのはなかなか難しいところではありますが、
こちらから上手く説明して理解してもらうことが大切になってくると思います。

 

 

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