やりたいことがいつもはっきりしなかった私
自営業者になって2年半ほどになりましたが、
この仕事を選んでよかったのか、
これが私のやりたいことなのか、
とふと考える時があります。
思えば私の人生、ずっと自分のやりたいことってなんだろう?
と、問い続けて来たように思います。
どちらかというと全てに受け身で、
大学も就職先もなんとなくで選び、
受かったから行く、
というパターンでした。
なので若いうちから自分の目標がしっかり決まっている人や
本当に自分の好きなことを仕事にできている人がうらやましくてしょうがなかったです。
ドイツへも
「君ぐらい食べさせてあげられるから来てごらんよ~。」
と夫に言われたことが発端。
ですが一年経ったら、
「そろそろ働いてよ~。僕の彼女は貧乏ばっかり。」
になり、
全然話が違うんですが・・・、
と思いながらそれでも就職。
出産後も同じことの繰り返しで、
今の自営業のお仕事も日本で同じことをしている兄に勧められました。
なんか我ながら自分の意志のなさに悲しくなっちゃいますね・・・。
また自分がフロントに立つより、
誰かをサポートするほうが得意だと思いますし、
与えられた業務をしっかりこなすほうが向いているとも思うので、
私に自営業は本当に向いているのかなあ、
と最初は心配になりました。
やっと少しずつ見えてきた自分のやりたいこと
が、人間は少しずつ環境に適応し、
変わっていくものなのですね。
今ではすべて自分の裁量で決められることを楽しんでますし、
自営業で自由だからこそ可能な、
仕事の中でもっと新しいことを自分で決めて始めていきたいと思っています。
ブログを始めたのもその一つで、
昔から文章を書いてみたい気持ちを温めていましたし、
自分が得た知識を伝え、
広めて誰かの役に立ちたいと思う気持ちが大きいです。
お金を稼ぐだけじゃ人間は満足せず、
自己肯定感を得ること、
承認欲求がやっぱり常にあるんですよね。
この二つのバランスをうまく保てるのが商売が上手く行くこつなんじゃないかと思います。
ちょっとスタートが遅くなってしまったかもしれませんが、
「あなたは大器晩成型。これからよ!」
と今は自分に暗示をかけて、
年を言い訳にしないでがんばっていきたいです。
孔子は論語で「五十にして天命を知る」と説きましたが、
はたして四十にして惑い続けていた私は
五十代になったら自分の使命を知ることができるのでしょうか?!
実は楽しみだったりもします。
先日80代でスケボーを始めたおじいさんのニュースをネットでたまたま見たのですが、
めちゃめちゃ楽しそうでした。
何かを始めるのに遅いってことはないんだなあ、と改めて思ったのでした。