ドイツ語のことわざ⑤ 食べ物編

 

今日のドイツ語のことわざは前回に引き続き食べ物を使った表現です。

Alles in Butter

直訳:すべてバターの中。
→すべて大丈夫!

他の多くのことわざのように、
このフレーズの由来も中世から来ています。

当時、とても高価だったグラスはアルプスを経由して
イタリアからドイツに運ばれていました。
残念なことにほとんどのグラスは馬車の揺れで
すぐに割れてしまっていました。

そこである賢い商人がいいアイディアを思いつきました。
彼はグラスを樽に入れ、
次に溶かしたバターをその上に注ぎました。
バターが冷えて固まることによって、
グラスも樽の中で固定されるというわけです。
樽が馬車から落ちてしまっても、
ガラスは無傷のままでした!

バターの中にあるから = すべて大丈夫!
というわけです。


同じような意味をもつことわざに

Alles im grünen Bereich!

直訳:すべてグリーンゾーンの中。
→すべて大丈夫!

があります。

 

um den heißen Brei herumreden. 


直訳:熱いおかゆの周りをぐるぐる回る。
→回りくどくものを言う。はっきりしない。

例)Jetzt red’ nicht um den heißen Brei herum und sage mir, worum es eigentlich geht!
(くどくど言わないで何のことかはっきり言って!)

このことわざは

wie die Katze um den heißen Brei schleichen.

直訳:猫がおかゆのまわりをうろうろするように
という古い口語表現から発展したものです。

猫は猫舌なのでおかゆの周りをあちこちとうろちょろし、
おかゆの一番冷めているところを探します。
このフレーズはすでにマルティン・ルターによって文書化されており、
シラーとゲーテの作品の中でも使われています。

 

Der Apfel fällt nicht weit vom Stamm. 

 直訳:   りんごは幹から遠いところには落ちない。
→蛙の子は蛙

英語でも同じ表現をしますね。
説明するまでもないと思いますが、
りんごの木の枝から地面に落ちるりんごは、
決して木の幹から遠く離れて見つかりません。
子供の性格や好みもしかりで、
それは自分の両親の特徴に似通ることがよくあります。

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