ドイツ語のことわざ⑦ 身の回り編

食べ物の次は身の回りにあるものを使った表現を見てみましょう。



In die Hose gehen. 


直訳:ズボンの中に行く
→失敗する。

例:Die Generalprobe war voll in die Hose gegangen. 
リハーサルは完全に失敗に終わってしまった。

読んで字のごとく、
トイレに行くのが間に合わず、
ズボンに粗相をしてしまうということですね。
物事が思ったように、あるいは期待していたように
進まなかった時に使います。



Jacke wie Hose.  


直訳:ズボンのような上着。
→五十歩百歩。

例:Das ist Jacke wie Hose, beides reizt mich nicht.

どちらも五十歩百歩で、私には魅力的ではありません。

17世紀以降使われてきたこのことわざは、
近世では同じ生地からジャケットとズボンを
仕立てていたということに由来します。
昔は2つの衣服の生地には違いはなく、
ジャケットは短くしたスカート、
あるいはコートで作られ、
ズボンは元々はタイツでした。



Papier ist geduldig.  



直訳:紙は辛抱強い。
→印刷されたり書かれているものが真実とは限らない。

古代ローマの作家であり政治家でもある
Cicero (紀元前106-43) の手紙には、
「手紙は赤面しない」という意味の
“Epistola non erubescit” の文章が書かれていました。
手紙は羞恥を知らず、恥じらいも知らない、
という洞察から、紙は特に辛抱強いということわざになりました。

「ペンは剣よりも強し。」ではないですが、
文房具は強いものが多いんですね。

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